新刊「トカイナカに生きる」(文春新書)の見本が刷り上がりました!

典士 神山

じじゃじじゃーん!
出ました「トカイナカに生きる」(文春新書)
昨日編集部に行って見本を5冊もらって来ました。
いゃ〜しみじみ嬉しい。
トカイナカ構想を着想して一年半!
振り返れば雑誌「地域創造」で全国各地を回り始めてからは四半世紀。サンデー毎日で「下山の時代の町づくり」を連載してからは約6年。
随分長い時間をかけて、この構想に辿り着き、このテーマを編んできたことになります。
今回もトカイナカハウスを構えたときがわ町の皆さんや、取材で訪ねた各地の皆さんにお世話になりながら、やっと書き切ることができました。ありがとうございました😊お世話になりました。
表紙にはときがわ町のドローン撮が!
町役場の方が撮られた一枚とのこと。
トカイナカの美しい里山風景が広がります。ありがとうございます😊
書店に並ぶのは18日かな?
Amazonでは予約が始まっています。
ポチッとよろしくお願いします🤲

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%88%E3%82%AB%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%82%AB%E3%81%AB%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B-%E6%96%87%E6%98%A5%E6%96%B0%E6%9B%B8-%E7%A5%9E%E5%B1%B1-%E5%85%B8%E5%A3%AB/dp/4166613685

「トカイナカに生きる」
「に」という助詞に意志と未来感を込めました。
ぜひに!お楽しみください。

発刊にあたり、こんな文章を書きました。

「二拠点生活をはじめてみて気付きました。東京で暮らしているときは好きと嫌いのスイッチをオフにしていたって」------。
都内での生活から、鎌倉と都会との二拠点生活を始めたこの人(30代キャリアOL)の発言を聞いたときに、あ、これは面白い物語が書けるなと、そう確信しました。
 2020年11月から、自分でも埼玉県ときがわ町に大型7LDKの古民家を借りて始めた「二拠点生活」。当初はスカスカの下り列車に乗ることに戸惑っていたけれど、いまでは向かいのホーム上にぎっしり詰まった人ごみを見て「がんばれ~」とかるーく手を振れるようになりました。
 ときがわ町では朝、自転車で信号待ちをしていると、通学途中の子どもたちの声がします。「おはようございます~」。いったい誰に声かけているのかきょろきょろしてもだーれもいない。えっ?ぼくに挨拶してくれたの?
 都会では、知らないおじさんには声かけるな。ぼくから子どもに声かけようものなら、子どもたちは一目散に逃げていく。それが常識でした。
 でもこの町は違う。知らないおじさんでも挨拶する。眼が合わなかったら回り込んででも眼を見つめてくる。なんて清々しい子たちなんだ。
 酒の付き合いも違います。この夜はこの人に会うぞと決めたら、その人の家に行くかトカイナカハウスに招くかしてとことん飲み語り尽くす。だって居酒屋なんてないし、夜の街を行き交う人なんていないんだから。帰路の心配もしないといけない。代行だってそうそうないんだから。
 だから人間関係が深くなる。濃くなる。気まずくなるとやばいから、きちんと気をつかうようになる。
 冒頭に記した「好きと嫌いのスイッチ」。トカイナカで移住2拠点生活をしている人は、そういう生活を「好き」と自覚して暮らしている。都会の「便利」を捨ててこちらを選んでいる。覚悟があるんです。一方都会の人は(豊島区に暮らすぼくは)、満員電車は嫌いだけれど、通勤に便利だからこの町に住むという人たち。好きも嫌いも「言わないようにしている」。その覚悟の差が出るんです。
 今回そんなトカイナカを回って、魅力的に生きている人の姿をテーマ別に書きました。「トカイナカで生き方働き方を変える」「起業する」「よそ者力を発揮する」「古民家に暮らす」「ローカルプレイヤーになる」「パラレルワークする」等々。
 ぜひじっくりと読んでみてください。もう一つ、本書では神山典士の還暦を過ぎた旬を、味わっていただけるはずです。


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